四日市の『陽のひかり接骨院・整体院』の見並です。
今日は姿勢について書いていきたいと思います。
近年はお仕事を行う上でもパソコンやタブレットの使用が増え、日常生活でもスマートフォンの使用などが増えたため、姿勢が悪いと自覚されている方も増えたようにも感じます。
実際当院にご来院頂いた方も「姿勢が悪いのには、自信があります(笑)」と仰っている方もいらっしゃいました。
姿勢が悪い方でも、まったく症状を感じていない方もいらっしゃいますので、僕は【姿勢=症状ではない】と考えていますが、姿勢の良し悪しで言えば、姿勢は絶対に良いに越したことはないです。
整体を行う上でも、やはり正常な骨格の状態などは意識しながら調整を行っていきますしね。
では【姿勢はなぜ良い方が良い】のかについて書いていきたいと思います。
1.神経や血管の通りが良くなる
これは何となくイメージが付くかもしれませんが、神経や血管は筋肉や骨などの隙間を沿って、末端まで伸びているため、姿勢の状態が悪くなると、筋肉や骨などに圧迫されたりするため通りが悪くなります。
また運動を行う神経の他にも、背骨の状態などは自律神経にも関与します。
自律神経はお身体の状態を保つため、オートマチックにお身体を調整してくれる神経になります。
たとえば暑ければ自動的に調整して汗を出し、寒ければ毛が逆立ったり、筋肉をふるわせて熱を作り出したりします。
これらの切り替えも刺激に対して、自動的に調整を行っているのですが、通りが悪くなると切り替える際の負担が増えるので、うまく機能し辛くなったりもします。
継続的に良い姿勢を続ける事は難しいかもしれませんが、定期的に良い姿勢を意識する事で、神経や血管の通りが良くなり慢性的な症状が楽になる方もいらっしゃるので、まず良い姿勢が行える状態で有ることが重要だと考えます。
2.関節が動きやすい
これはご自身で試して頂くと分かりやすいと思います
たとえば背中を丸めて、腕を横から上げてみたり、首を反らせるように上を向いてみてください。
正常な方は胸椎が丸くなっている分、上を向いた際に首の詰まりを感じる方が多いと思いますし、肩関節も動きが悪くなる方も多いと思います。
スポーツ時など一部例外はありますが、日常生活においては、正常な位置にある方が、関節の構造上も、筋肉の動きもしやすくなるので、関節も動きやすくなると考えます。
3.支える筋肉の負担の偏りがない
これはストレートネックや反り腰の際によく言われます。
ストレートネックは首の正常な湾曲が失われて、約5kgはあるとされる頭部が前方に行くことにより、それを支える筋肉の負担が増えている様な状態を指します。
反り腰は腰の湾曲が強くなっているので、これも腰の負担が増えて腰痛を訴える方もいらっしゃいます。
通常背骨は首から前・後・前・後と湾曲が有る事によって、重力や地面からの衝撃を上手く逃してくれているのですが、この湾曲が過剰になったり、失われると、それを支えるために筋肉が負担が増えたり、縮こまってしまう筋肉なども出来てしまいます。
4.内臓の圧迫が少ない
これは猫背などで言われることが多いのですが、お身体が丸まっている状態が続くと、内臓が圧迫されてしまいます。
圧迫された状態が続くと、正常な機能が発揮出来ないため、これがお身体の不調となることも多い様に感じます。
良い姿勢が行えると、内臓の下垂や圧迫も少なくなるので、この点の重要だと考えます。
5.呼吸がしやすい
これは4番の内臓の圧迫と似ているのですが、肺が広がりやすくなるほかにも、肋骨の動きなども関与します。
一回の呼吸量はおよそ500㎖のペットボトル1杯分と言われますが、呼吸が浅くなると当然全体量が減り、酸素も取り込みづらくなると思います。
酸素の重要性は皆さんご存じだと思うのですが、一回でこれだけの量の換気が行われているので、呼吸のしやすい状態が保てる点でも良い姿勢が重要だと考えます。
以上が姿勢が良い事について、よく言われるメリットになります。
最初に書いたように姿勢=症状では有りませんが、上記に挙げたような神経や血管の通りが悪い、関節の動きが悪い、呼吸が浅く酸素が行き渡らないなどは、お身体の直接的な疲労しやすさに繋がったり、その状態を痛みを感じる脳が異常として捉え、ぞれが慢性痛に関わってくる事もあると思います。
当院では姿勢を良くするための骨格の調整、その人に合った日常生活のアドバイスなども、しっかりと行なっておりますので、四日市市で姿勢のお悩みがある方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談頂ければと思います。