こんにちは!
陽のひかり接骨院・整体院の見並です。
本日は『五十肩』について書きたいと思います。
(※ちなみに『四十肩』と呼ばれるものと『五十肩』は同じ物と考えて、読んで頂いても大丈夫です。
『五十肩』は通称であり、正式には『肩関節周囲炎』という病名になります。
病院にてレントゲンなどで検査を行っても、肩の石灰化や、腱板などの損傷、もしくはその他の肩の問題などが、検査した上で肩関節に原因と思われるものが無いにも関わらず、肩の症状が出ている場合に『五十肩』という診断になります。
診察を受け『五十肩』という診断が行われても、定義があいまいな部分が多いため、状態によっては筋肉などの問題で腕が上がらないと言う事も有り、その場合は比較的早期に解消される事が多いのですが、患部に組織の癒着や、肩関節の拘縮の顕著な方などは、治療を行ったとしても時間が掛かってしまう事が多くなります。
状態は様々ですが、一般的な『五十肩』では、肩を動かす動作に問題が起きるため、服を着るなどの日常生活に支障が出たり、髪を結ぶ動作、夜に痛みが出る夜間痛の症状が出て、眠れないなどの問題が起きる事が多いため、日常生活に大きく影響を与えてしまう場合も多くなります。
『五十肩』は年単位で症状の我慢を行えば、痛みなどの症状は落ち着く事があります。
しかし症状は落ち着いても、肩関節の動きは戻らない事が多く、夜も痛みで眠れない状態が何年という単位で続いてしまうと、そこから別の症状やメンタル面など他の問題が出てきてしまう方もいらっしゃいます。
また痛みのある肩の方を下にして寝ると、、反対側の肩に身体の重みが掛かり続ける状態になってしまいますので、五十肩の経過が長くなってくると、反対側も『五十肩』になってしまう場合もあると言われています。
『五十肩』はお身体の状態によって、必要になってくる治療が大きく異なるので、自己判断などで動かしたり、無理を行う事は、悪化してしまう事も多いため、あまりお勧めできません。
間違った情報で痛めてしまう方が多いので、少し詳しく書くと、五十肩には炎症期と呼ばれる時期が有り、そのタイミングは、患部が熱を持っている事が多いため、動かすと熱がさらにひどくなる事が多くなります。
イメージ的には捻挫してバンバンに腫れている足首を、ガンガンに動かすのに似ていますかね。
しばらくは熱を鎮めるために、安静か肩関節に負担が掛からない処置を行うことが有効だと考えます。
しっかりと安静に出来ていると、次に拘縮期と呼ばれるタイミングになります。
いわゆる固まる状態です。
このタイミングでは、しっかりとリハビリを行うことで、お身体が良くなっていきますので、動かした方が良いタイミングになります。(動かし方が悪いと炎症期➡拘縮期➡炎症期…となってしまうのでお気を付け下さい。)
「五十肩は動かした方が良い」と聞いた事が有る方も多いかもしれませんが、状態によって動かした方が良い時と、動かさない方が良い時は異なる事は覚えて頂けると幸いです。
最初に痛みや動き辛さを感じていても、様子を見られる方も多いと思います。
肩は動きが大きい分痛めやすいので、その際はあまり動かして欲しくはない事、ある程度の期間我慢されたとしても、肩の痛みが引かない場合は、すぐにご相談頂ければと思います。
当院で出来る事といえば
・検査を行うことで、今お身体がどういう状態で何を気を付けるべきかお伝え出来る
・周辺の筋肉や関節を動かす事で、肩の負担を下げる
(炎症期は肩の負担を下げ、拘縮期のリハビリにスムーズかつ安全に入りやすい)
・施術を行いながらリハビリを行うことで、疲労も残り辛く、精度の高いリハビリが行える
・出来る事出来ない事が明確になると、状態に合わせたリハビリで早期に結果が出やすい
などにより早期に五十肩を改善していきます。
五十肩は未だ不明な点も多く、お身体の状態により有効なものも違うため、様々な情報も飛び交っております。
重要なのは、患者様の状態と、それに合わせた処置、施術になってくると考えますので、痛みが引かない場合は無理をなさらずにご相談頂ければと思います。
四日市市にて五十肩でお困りの方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談くださいませ。