こんにちは!
陽のひかり接骨院・整体院の見並です。
今日は顎関節症の症状の『あご』の痛みと、口の開け辛さで悩んでいた患者様について書いていきたいと思います。
今回ご来院頂いた患者様は、特にきっかけが有った訳ではなく、朝起きた際に顎に違和感を感じて、その後時間が経つにつれて、ご飯を食べる際、会話を行う際、欠伸を行う時の様に、口を大きく開ける動作を行うと、痛みやそれに伴った口の開け辛さの症状が出て悩んでいました。
あごの関節に問題が有り、それに伴って痛みや開け辛さの様な症状が出てしまう事を『顎関節症』と言います。
『顎関節症』とは、頭の骨と下顎の部分の骨が関節を作っている顎関節の場所に問題が起きます。
顎関節を構成するものには、筋肉や靭帯、関節円板などが有り、その場所に問題が起きると発症すると言われています。
『あご』の関節に問題が起きると、歯医者さんを受診される方も多いと思います。
良く行われる治療方法としては、マウスピースなどによる負荷の軽減や、レーザー治療器を用いた光線療法が用いられたりします。
顎関節症の症状が出る原因として、歯並びの悪さや夜間の歯ぎしりが原因となっている場合は、症状が解消される事も多いと思いますが、これらの治療を行っても中々改善が見られない場合は、もしかしたら『歯』以外の問題がある場合も有ります。
今回当院にご来院頂いた方も『顎関節症』の治療のため、3ヶ月程通院されたみたいなのですが、症状の変化が見られなかったとの事でした。
『顎関節症』の症状が出た際に、患者様の中で整体を受けるという発想は無かったみたいですが、症状に変化が見られなかったので、別の方法を調べていた所、整体で『顎関節症』が良くなったという口コミを見かけて、当院にお電話頂きました。
当院に来院される『顎関節症』の症状でお悩みの方の多くは、あごの関節以外にも『首』に問題を抱えている方が多い様に感じます。
『あご』の関節は首の骨のすぐ前に有り、首の関節の動きが悪くなったり、ストレートネックや首の関節の変位が有ると、あごの運動を邪魔する場合が有ります。
口を開ける動作には、自然と首を動かす動作も行われています。
試して頂くと分かりやすいと思うのですが、顔が下を向きながら口を開けると、開き辛くなると思うのですが、顔が上を向いた状態で口を開けると、口の開けやすさの違いが分かると思います。
なので当院で『顎関節』の治療を行う場合『あご』の関節の調整や周辺の筋肉を緩める事に加えて、首の調整なども同時に行っていきます。
今回の患者様も施術により、首の関節を動きやすくすると、最初は指が2本程しか入らなかったのが、指が3本入る位に口が開ける様になりました。
もちろん首の調整だけでなく、顎関節や頭の調整を行うと、施術が終わる頃には、口を開けても痛みを感じない状態に変化していました。
しかし残念ながら1回の施術で変化が出たからと言って、それで治ったわけでは有りません。
身体には状態を一定に保つ仕組みもあり、その上に日々の食事などの生活の癖なども合わさって、前の状態に戻そうという力が働きます。
お身体の状態を良い状態にして、その状態を維持出来る様にするためには、通院間隔を狭めて、状態が戻りきる前に施術を行う必要があると考えます。
今回ご来院頂いた方も、お身体を良い状態に変えるために、集中的に施術を行っていきました。
2回目にご来院頂いた際には、最初よりは良く、食事も行いやすくはなったと仰って頂いたものの、まだ口も万全に開ける状態ではなく、口を開くと筋肉の張りを感じる状態でした。
数カ月も変らなかった痛みが減り、食事もしやすくなったと喜んでは頂けましたが、元に戻ってしまっては意味が無いので、しっかりと状態の検査を行い施術を行って行きました。
施術を行って行くと、口も大きく開ける事が出来る様になり、痛みや筋肉の張りの症状も出なくなって行きました。
お身体の状態が良くなってきたら、今度は狭めていた施術の間隔を段階的に開けていきます。
今回の方は1週間、2週間、3週間と期間を開けても、症状はもちろんの事、顎関節の動きなども良い状態が維持する事が出来ていたので、無事通院を卒業して頂きました。
中々変化の見られない『顎関節症』の問題は,もしかしたら顎以外にも別の問題が有り、整体でもお力になる事が出来るかもしれません。
四日市にて『顎関節症』でお困りの方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談下さいませ。