こんにちは。
四日市市の塩浜にある『陽のひかり接骨院・整体院』の院長の見並です。
本日もブログを読んで頂きありがとうございます。
以前ヘルニアについては後日と書いたところ、割と質問を受ける事も多かったので、今回は『腰部椎間板ヘルニア』についてと、整体でなぜ症状が治まるのかについて書いて行きたいと思います。
結論の様な物を一番最初に書きますが【整体で椎間板ヘルニアが治る事はありません、ですが施術を行う事で腰痛や坐骨神経痛の症状が治まるケースは何件も見ています】というのが僕の経験上の話になります。
頓智の様に感じる方もいるかもしれませんが、順番に説明していきますね。
まずは椎間板ヘルニアの状態について書いて行きます。
椎間板とは背骨と背骨の間に有り、含水性緩衝装置と呼ばれ、簡単に言うと水を含むクッションの様な物となります。
そのクッションは髄核というゼリー状のものと、繊維輪と呼ばれるコラーゲンで出来た何層もの鞘で出来ています。
概念としてはこの脊柱管内に突出した椎間板が、馬尾神経と呼ばれるものを圧迫する事により、腰痛や坐骨神経痛が出るとされています。
ただ整形外科学の教科書にも載っている事ですが、椎間板の変性は20歳を越えたら始まるため、老化と共に進行しているものの、無症状のままヘルニアが発生していたり、画像検査上状態が変わっていないにも関わらず、腰痛、坐骨神経痛が無くなる事も、しばしば確認されるとの事なので、つまり
腰部椎間板ヘルニア = 坐骨神経痛や腰痛の症状が出るとは限らない
という事です。
痛みなどの症状が出ると、病院にて診察を受け、レントゲンなどの検査が行われる事が多いと思います。
椎間板ヘルニアと診断を受ける方の多くは、腰の下の方のL4/L5の間か、もしくはL5/S1と呼ばれる腰骨と仙骨の間の辺りが多く、レントゲンであれば骨と骨の隙間のが狭くなっていると表現される事が多いと思います。
椎間板の老化による状態の変化は、少し前に書いたのですが、ここで分かるのは持続的な負荷が掛かる事によって、椎間板の水分が流出しているという事になります。
覚えておいて欲しいのは、この持続的な負荷が掛かっているという点なんですね。
日常生活にて常時痺れを感じているなど症状が重篤な場合などを除けば、病院でもシップや痛み止めで様子を見たり、電気治療や牽引療法などのリハビリを選択される事が多いと思います。
すぐに手術が選択されず、様子をみる段階の方は、リハビリで様子を見ても良いですし、整体を行うというのも一つの手段だと考えます。
(※ヘルニアの段階によっては、施術の姿勢や腰を押さえる事によって悪化する場合も有りますので、しっかりとした検査が重要と考えます。)
先程、腰に持続的な負荷が掛かっていると書いたのですが、確かに腰の筋肉も緊張しているため、腰をマッサージする事で、一時的に楽になる事が多いものの、すぐに戻ってしまう方も多いです。
なぜ腰に持続的な負荷が掛かっているのか、これを解消しないと、中々症状が治まってはこないんですね。
多いのは背中の筋肉が強張っている(大体左右のどちらかが過緊張している)場合、股関節の動きが悪くなっている事が多いです。
この背中、股関節の問題を解消してあげると、痛みが変わる場合が多いのですが、もう一つの問題としては、なぜ背中、股関節に問題が起きるかですよね。
場合によっては日常生活で負荷が掛かりやすい場合もありますし、身体の使い方やクセの場合もあるし、背中であれば首や肩の動きの代償、股関節であれば足首の代償だったりもします。
(だから腰痛で首を施術したり、足首を施術したりするんですね。)
しっかりとした検査ありきで、整体を行うと、腰の負担が減って、腰部椎間板ヘルニアと言われた、腰痛や坐骨神経痛が変わる事も往々にして有ります。
四日市にて『腰痛』『坐骨神経痛』でお困りの方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談くださいませ。