こんにちは!四日市市塩浜にある陽のひかり接骨院・整体院 女性セラピスト 見並です。
今回は数あるミネラルのうちの、マグネシウムとカルシウムについて書いていきたいと思います。
ミネラルとは
まずはミネラルについて。『人間の身体を作る』役割をする人間の身体に不可欠な栄養素の
糖質・脂質・タンパク質を三大栄養素と呼びます。
そして、その三大栄養素に『身体の調子を整える』役割をする栄養素
ビタミン・ミネラルを足し、五大栄養素と呼ばれています。
ミネラルとは、人を構成する元素(炭素・酸素・水素。窒素)以外の
全てのものを呼ぶ総称で、無機質とも呼ばれます。
全部で16種類あり
1日100mg以上の摂取が推奨とする「多量ミネラル」に分類される
ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・硫黄・塩素
100mg未満の「微量ミネラル」に摂取される
鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルト・クロムがあります。
こうやって見ると、あまり聞きなれないのもありますが
今回は、多量ミネラルに分類される「カルシウム」「マグネシウム」についてを説明していきます。
カルシウムの働き
カルシウムは身体の中で最も多いミネラルです。
カルシウム=骨や歯を丈夫にするというイメージの方も多いと思います。
その他にも、筋肉を動かすのに必須だったり、ホルモン分泌を調節する働きもあります。
よくイライラすると冗談半分で「カルシウムが足りてないんちゃう?」なんてこと、言われたりしませんか?
私はよく学生時代に、友達から言われました。(笑) それはカルシウムに精神を安定させる作用もあるからです。
カルシウムと骨の関係
人間の骨は、常に合成や分解で新しく作りかえられています。
カルシウムは骨や歯に99%、血液や細胞に1%の割合で存在しています。
この血液や細胞にいる1%のカルシウムは、常に同じ量でなければいけません。
なので、カルシウムを摂取し、小腸で吸収された後
まずは血液中に運ばれ、余った分で骨や歯が形成されることになります。
何らかの原因で血液中のカルシウムが足りなくなると
骨にあるカルシウムを血中に移動させ、血中のカルシウム量を保ちます。
カルシウムが不足し、そのような状態が続くと
骨の中のカルシウムがどんどん減っていき
骨粗しょう症などの原因になりえることも考えられます。
マグネシウム
マグネシウムはミネラルの中で、カルシウム・カリウム・ナトリウムに次いで、4番目に体内で多いミネラルです。
効果としては解毒作用があり、よく便秘薬などに酸化マグネシウムが使われていたりしますよね。
食べ物からは、緑の葉野菜やナッツ、豆腐などから摂取できますが
食生活の変化等から近年では食からの摂取が不足気味と言われています。
ただ、マグネシウムは皮膚からの摂取も可能なため入浴剤などで身体に取り込むこともオススメです。
当院でよく患者様にオススメしているのが、【エプソムソルト】。
お風呂にいれるのですが、無色透明でにおいもないので、入浴剤が苦手な方も続けやすいです。
当院では取り扱いはしていませんが、Amazonなどで安価で手に入るので、一度検索してみてください。
カルシウムとマグネシウムのバランス
カルシウムとマグネシウムはお互いが協力して働く性質をもちます。
例えばカルシウムは筋肉を収縮させる作用があり、逆にマグネシウムは筋肉を緩める作用があります。
ですのでマグネシウムが不足すると、バランスが崩れこむら返りなどの不調がでやすくなります。
カルシウムとマグネシウムはどのような比率で協力して働くのかというと
カルシウム2に対し、マグネシウム1(2:1)です。
このバランスが崩れると上手く吸収できず、身体の調子を崩してしまいます。
カルシウムと言われると牛乳などの乳製品などを思い浮かべる方も多いでしょう。
牛乳のカルシウムとマグネシウムのバランスは「11:1」。
プロセスチーズは「33:1」とバランスが悪くマグネシウム不足に陥りがち。
ですので、カルシウムを摂取する場合は、マグネシウムとのバランスを保つため
食品やサプリ、入浴剤など様々な手段で意識的にマグネシウムを摂ることが大事と考えます。
まとめ
カルシウムもマグネシウムも、人間の身体にとって必要不可欠なミネラルです。
先ほども少し書きましたが、カルシウムは筋肉の収縮作用があり、マグネシウムは弛緩作用があるので
両方をバランスよく摂ると、筋肉が正常に動き、慢性疲労などの予防にもなります。
どちらかだけを極端に摂るのではなく、バランスよく摂取し、より効果が実感できるいいですね!