こんにちは!
四日市の塩浜にある陽のひかり接骨院・整体院の院長の見並です。
本日もブログを読んで頂きありがとうございます!
今日は三叉神経痛(顔面神経痛)について書いて行きたいと思います。
三叉神経とは?
三叉神経は、脳から直接出ている12本の脳神経のうちの1つで、顔面の感覚を司る非常に重要な神経になります。
この神経は、目、上顎(うわあご)、下顎(したあご)の各部位に伸びており、顔の感覚(触覚、温度感覚、痛覚など)を脳に伝えています。
顔の表面だけでなく、口の中や鼻の粘膜にも神経が分布しています。
三叉神経痛とは?
三叉神経痛は、加齢や動脈硬化などによって血管が膨らみ、膨らんだ血管が三叉神経を圧迫することが原因で発症します。
この圧迫により、顔面に強い痛みが生じる状態です。
特に、目や上顎、下顎の神経が刺激されることで、顔全体に痛みが出る事もあります。
症状の特徴
三叉神経痛の痛みは、通常、数秒から数分程度と非常に短期間で発生しますが、その痛みの強さは非常に激しく、針で刺されたような鋭い痛みが顔の片側に現れることが特徴です。
痛みを引き起こすきっかけとして、以下のようなものがあります。
- 食事をする際に痛みが出る
- 朝起きて顔を洗うと痛む
- 化粧をするのがつらい
- 風が顔に当たると痛む
- 鼻をかむと痛む
これらの動作や刺激がきっかけで痛みが発生することが多く、慢性的に無原因で痛みが続くことは三叉神経痛ではない可能性も有ります。
発症しやすい年齢と性別
三叉神経痛は、50代以上の方に多く発症し、特に女性に多い傾向があります。
症状が現れるのは主に日中で、夜間に痛みが出ることは少ないため、早期に痛みを感じた場合には、虫歯や顎関節症と間違われることもあります。
治療しても痛みが改善しない場合、三叉神経痛が疑われることがあります。
自分でできるケア
三叉神経痛の発症には、血圧やコレステロール値の高い方が関与することがあるため、生活習慣の改善が大きく関わります。
以下の点に注意することで、症状の軽減に繋がるかもしれません。
- 適度な運動:血流を改善し、体の調子がよくなる事で、症状の緩和が期待できます。
- アルコールやタバコを控える:刺激物を減らすことで、症状の悪化を防ぐことができます。
- 体を冷やさない:体温の低下を防ぎ、神経の圧迫を避けるために冷え対策が有効となる場合が有ります。
病院での治療方法
三叉神経痛の治療法には、薬物療法、神経ブロック注射、手術、放射線治療(保険適用外)などがあります。
発症初期には、テグレトール(カルバマゼピン)などの薬を使用することが一般的です。
この薬は痛みを軽減する効果がありますが、治療が続くと薬の効果が薄れ、手術を検討することになる場合もあります。
手術には神経圧迫を解消する方法がありますが、再発率が高いことや治療が難航することが多いのが現実です。
MRIなどで神経圧迫の原因が確認できれば、手術が有効な選択肢となりますが、手術による体への負担を避けるために、他の治療法を考える患者様も増えてきています。
当院での三叉神経痛の治療
当院では、三叉神経痛の治療において、血管と神経の関係や自律神経の乱れ、骨格の歪みなど、さまざまな要因を総合的に考慮しています。
三叉神経痛は、血流の不調や神経への圧迫が原因となることが多いため、当院では以下のアプローチを行っています。
- 自律神経のバランスを整える:自律神経の乱れが血流や神経に悪影響を及ぼすため、カウンセリングや仙骨、腹部を含めリラックスできる様な調整を行います。
- 骨格の微細な歪みを矯正する:特に顔面や首周りの微細な骨格の歪みを調整することにより、血流や神経圧迫の調整を行います。
もちろんお身体の状態によって行う事が変わりますが、こういった施術を行なう事が多くなります。
特に、三叉神経痛は女性に多く見られ、手術に対する抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
整体と三叉神経痛の関係が結びつく人も少ないと思うのですが、良くなる方も多いので、一度ご検討頂ければと思います。
まとめ
三叉神経痛は、その痛みが突然で強烈ですが、早期の対応と適切な治療によって症状の軽減が期待できます。
生活習慣を含め、血流の改善などを行う事で症状のコントロールは可能と考えております。
重篤な方もいらっしゃると思うので、必ずしも良く出来るとは言えませんが、お困りの方はぜひ一度お身体の状態を見せて頂ければと思います!