こんにちは!
四日市の塩浜にある『陽のひかり接骨院・整体院』の院長の見並です。
今日は『腰痛』についてお話ししたいと思います。
実際に当院にいらっしゃった患者様の事例を通じて、腰痛の原因とその改善方法について詳しくご紹介します。
介護士の方が抱えた腰痛
今回の方は最初に痛めたのは数年前だそうです。
介護士の方が仕事中に腰を痛めてしまいました。
業務の一環として草抜きをしていた際に、作業を終え立ち上がろうとした瞬間、腰に強い痛みが走ったそうです。
重い荷物を急に持ち上げようとした時のような「ズキッ」とした痛みだそうです。
痛みとしては非常に強く、立ち上がることすらできなかったため、急遽お休みを取って病院を受診しました。
病院では腰に炎症が起きているとの事で、消炎鎮痛のためのシップが処方され、しばらく安静にして過ごすように指示を受けました。
その後、数日で痛みが軽減し、無事に仕事に復帰することができました。
しかし、その後、痛みが完全には治らず、再度病院に行くことはありませんでした。
腰痛が慢性化した原因とは?
ところが、その後仕事を続ける中で、今まで自然に出来ていたさまざまな動きがしづらくなり、腰に疲労が溜まると『腰痛』を感じるようになっていったそうです。
忙しい日々の中で休むこともできず、腰痛ベルトを使いながら仕事を続けていたとのことでした。
そうすると時間が経つにつれて腰の痛みが強くなり、次第に状態が悪化していったそうです。
「なんとかしなきゃなー」とずっと思っていた所に、職場の同僚から「整体で予防治療をしている」という話を聞き、当院にご連絡頂きました。
腰痛の慢性化:痛みが続く理由
この方の腰痛が慢性化した大きな理由は、腰を痛めた後にしっかりと治療を行わなかったことです。
これをイメージで説明すると、「一度風邪をひいたのに、治りきる前にそのまま無理して仕事をしているような状態」に近いと思います。
風邪をひいたまま無理に動き回ってしまうと、体調はどんどん悪化していきますよね。
それと同じように、腰を痛めた後に無理に仕事を続けたことで、身体に負担がかかり、痛みが続いてしまったのです。
急性の腰痛が発生した場合、まず患部に炎症が起こります。
この炎症は、身体が治癒するための重要な反応ですが、急性期には無理に動かしたり、温めすぎたりすることは逆効果となる事も多いです。
あたかも、ケガをしたところに無理に触ると、さらに痛みがひどくなるのと同じです。
この時期は『安静』が最も重要になります。
炎症が落ち着いた後は、固まった筋肉を緩め、関節の動きを回復させなければ、痛みが再発するリスクが高くなります。
例えば、長い間使わなかった筋肉を急に使おうとすると、固まった部分が動かしづらくなり、痛みを感じるのと少し似ていると思います。
急性の腰痛を感じた後は、炎症期が過ぎると周辺の筋肉、特に臀部の筋肉が緊張し、それが骨盤や股関節の動きに影響を与えることがあります。
これが続くと、場合によっては大腿部や膝、足首にまで痛みが広がってしまうことがあります。
整体による改善とその効果
今回の患者様の場合、初回の整体で痛みは楽になったものの、経過が長いため、足腰の筋肉の緊張が強く、関節の動きも悪くなっていました。
イメージとしては、しばらく動かしていなかった車のエンジンが固まって動きにくくなるようなものです。
そのため完全に腰痛を解消するためには、それらがしっかりと動き、負荷を分散できる必要があるため、少し時間がかかることを説明しました。
施術を何度か行っていくと、患者様は身体の変化を感じ「このまま良い状態を維持したい」と仰って頂き、継続的な通院を決意されました。
定期的に整体を受けることで、痛みがなくなるだけでなく、日常生活での動きの範囲が広がり、動作時に感じていたストレスがなくなるなどの変化が出ていました。
「身体の調子がすごく良いです!」という言葉をいただき、私自身も嬉しく思いました。
現在も、腰に負担がかかるお仕事をしているため、月に1回程予防を兼ねて継続的に通院されています。
腰痛予防の重要性
腰に負担がかかるお仕事をしている方は、環境を変える事が難しい事が多いため、その分しっかりと身体のケアを行うことが必要と考えます。
腰痛を予防するためには、ご自身でのセルフケアも重要ですが、日々の疲労もあるため定期的な整体や身体のメンテナンスが効果的だと思います。
これを放置してしまうと、疲労から腰痛が慢性化してしまう可能性が高くなります。
腰痛が気になる方や、すでに慢性的な腰痛に悩んでいる方は、早めに対処することが大切です。
もし「最近、腰に違和感がある」と感じている方は、ぜひ「陽のひかり接骨院・整体院」にご連絡頂ければと思います。