こんにちは!
四日市市の塩浜にある『陽のひかり接骨院・整体院』の柔道整復師・見並です。
今回は 「座り仕事が多く、数年前から腰痛が悪化してきた患者様」 のケースをわかりやすくご紹介します。
デスクワークや長時間の座位姿勢が続く方には、参考にしていただけると幸いです!
■ 数年前から続く腰痛が悪化…
今回ご紹介する患者様は、数年前から腰の痛みを感じておられました。
ですが、ここ最近は仕事中も腰の痛みが常に気になる状態になり、姿勢を変えながら作業を続ける状況に。
インターネットで改善方法を調べたり、お子さんに腰に乗ってもらったりと、ご自身で工夫していたものの改善されなかったため「一度しっかり見てもらおう」と当院にご来院されました。
■ 腰痛の原因は“座り方”+“股関節の固さ”
検査を行うと、腰痛の大きな原因は 『座り方の癖』とそこから起こる『股関節の筋肉の硬さ』 にありました。
実は
『腰痛と股関節の関係』 は非常に深く、知られていないポイントでもあります。
● 前屈=腰ではなく股関節の柔軟性が重要
多くの方が『前屈は腰の柔らかさ』と思いがちですが、実は 股関節の可動域 が大きく影響しています。
股関節が固くなると、前屈・立ち上がり・歩行などあらゆる動作で腰に負担がかかるのです。
● 股関節をまたぐ筋肉が腰を引っ張る
腰骨や骨盤から太ももへ伸びる筋肉が硬くなると、それだけで腰周辺が引っ張られ、負担が増えます。
● 座り姿勢が続くと筋肉が短縮して固定される
デスクワーク時の姿勢が崩れると、
-
骨盤が後ろに倒れる
-
背中が丸くなる
-
太ももに繋がる筋肉が短縮
という状態が続き、立ち上がり動作などで伸びない筋肉を無理やり引き伸ばすため痛みが出やすくなります。
■ 正しい姿勢だけでは改善しない理由
「座り方に気をつければ治る?」
と思われる方も多いですが、 すでに慢性腰痛になっている場合は正しい姿勢だけでは改善しない場合も多いです。
理由は、
固まってしまった筋肉や関節が動く状態に戻っていないから。
まずは整体で
-
筋肉を緩める
-
股関節の可動域を広げる
-
骨格バランスを整える
ことが必要になります。
■ 施術前後で動きが劇的に変化
初回の検査では
-
前屈の可動域が狭い
-
腰を反ると痛みが出る
という状態でした。
しかし施術によって股関節の動きが正常化すると
-
前屈は大丈夫に
-
腰を反らせても痛みなし
と、明らかに動きが改善。
患者様も「こんなに動けるようになるとは思わなかった」と驚かれていました。
■ ただし、1回で完全には戻らない理由
痛みが取れても、その状態がずっと続くわけではありません。
人の身体は「元の状態を記憶する仕組み(脳の適応)」があるため、
良い状態も 繰り返し身体に覚えさせる必要があります。
そのため、
状態が戻りきる前に再度調整を行って良い状態をキープすることが、慢性腰痛改善にはとても重要です。
■ 継続した施術で日常生活も快適に
2回目の来院時には、
「長く座った後に立ち上がる瞬間だけ痛い」
というレベルまで改善。
3回・4回と施術を重ねるうちに、日常生活で困ることはほぼなくなり、現在は月1〜2回のメンテナンスで良い状態をキープされています。
慢性腰痛は原因がわかれば改善できる症状です。
■ 四日市で腰痛にお悩みの方へ
長時間のデスクワークや座り姿勢が続く方にとって、股関節の硬さによる腰痛は非常に多い症状です。
「何をしても良くならない…」
「前屈や立ち上がりで痛みが出る…」
そんな方は、一度原因を検査するだけでも解決の糸口が見つかるかもしれません。
四日市で腰痛にお困りの方は
『陽のひかり接骨院・整体院』 にお気軽にご相談くださいませ。


