こんにちは!
四日市市の塩浜にある『陽のひかり接骨院・整体院』の院長の見並です。
今日は慢性的な『膝の痛み』について書いて行きたいと思います。
最初にですが、今回は何らかの形で痛めて、関節に水が溜まっている状態や、骨折によるお怪我の状態の説明は省きます。
では本題に入ります。
一言で膝が痛いと言っても、膝の上が痛い方、下が痛い方、内側が痛い方、外側が痛い方、お皿が痛い方、全体的にボヤっと痛い方、膝の裏側が痛い方など痛む場所により、色々と原因が異なります。
変形性膝関節症、鵞足炎、ランナーズ・ニーなど、その一つ一つに病名が有り、詳しく書くとその一つだけで、ブログが終わってしまうので、今回はざっくりと全体的に『膝の痛み』について書いて行きたいと思います。
【膝の上が痛い方】
お皿の奥に膝関節が有りますので、そこを基準として頭部に近い方を上とします。
多いのは使いすぎ、もしくは偏った使い方が繰り返される事により発症します。
その場所には大腿四頭筋と呼ばれる太ももの大きな筋肉がありますので、その筋肉の疲労による強張り、動きが悪くなるなどで痛みが出ることも多いです。
・主な傷病名
大腿四頭筋腱炎(ジャンパー膝)、滑液包炎(膝蓋前滑液包炎)、膝蓋大腿関節症
【膝の下が痛い方】
スポーツを行う子供に発症する事が多いです。
成長期は身体が出来上がっていない事に加えて、疲労が蓄積し筋肉の柔軟性が低下する事によって発症しやすいです。
・主な傷病名
膝蓋靭帯炎(膝蓋腱炎)、オスグッド病
【膝の内側(左下)が痛い方】
膝の内側の痛みは、当院でもご相談が多いものになります。
O脚や内股などにより、膝の内側のストレスが強くなるため、その部位の筋肉、靱帯、半月板に負荷が掛かり痛めてしまう事も多いです。
男性よりも骨盤が広い女性の方がO脚や内股になる方が多いので、その関連も有ってか、女性の方が発症する事が多いです。
・主な傷病名
鵞足炎、変形性膝関節症、内側半月板損傷、膝離断性骨軟骨炎
【膝の外側が痛い方】
運動による使いすぎ、外傷による発症が多い場所になります。
小まめなケアはもちろんですが、股関節や下腿部の動きが悪くなると発症しやすくもなります。
外傷後は柔軟性が失われ、パフォーマンスが低下している方もよく見られるので、しっかりとリハビリを行う事も重要と考えます。
・主な傷病名
腸脛靭帯炎(ランナー膝)、外側側副靭帯損傷、外側半月板損傷
【膝の裏側が痛い方】
膝の裏には様々な組織があるため、何らかの組織を痛めている場合もあります。
腫れが有る場合は注意が必要で、まずはしっかりと検査を受けた方が良いため、整形外科を受診して頂くのも良いかと考えます。
膝の裏にある膝窩筋の問題、骨盤に付着する腿の裏の筋肉、下腿の動きなども関与するため、その場合は整体も有効と考えます。
・主な傷病名
ベーカー嚢腫、関節リウマチ
他にも色々有るのですが、上げだすときりが無いので、この辺りで
一つ一つの症状についての詳細は、それこそ長文になってしまうので、後日書かさせて頂きますね。
基本的に関節としては、曲げる伸びると1軸性しかなさそうに見えますが、関節を安定させるために前後左右に筋肉が付いているので、そのどれかが動かない事により、正常に動かす事が出来ていなかったり、関節運動の最後に膝の回旋が入ったりするので、その動作がしっかりと行えることが重要と考えます。
また膝関節の筋肉には骨盤とつながりが有るものも多く、下腿部ともつながりが有るので、慢性的に症状を感じている方は、膝以外にも問題があるかもしれません。
しっかりと検査、施術を行っていくと慢性的な膝の痛みの症状も、変わる方が多いので、ぜひ一度お身体の状態を見せて頂ければと思います。
四日市にて『膝の痛み』でお困りの方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談くださいませ。