こんにちは!
四日市の塩浜にある陽のひかり接骨院・整体院の院長の見並です。
本日もブログを読んで頂きありがとうございます!
今日は『坐骨神経痛(座骨神経痛)』について、以前からご来院頂いている患者様の経過を踏まえて書いていきたいと思います。
最初に坐骨神経痛について書いて行きたいと思います。
『坐骨神経痛』とは腰の辺りの背骨から足の指先にかけて伸びる坐骨神経が、何らかの形で圧迫されたり、引っ張られたりする事によって起きる症状になります。
坐骨神経が圧迫されてしまったり、引っ張られるのには様々な原因があります。
その原因の中でよく耳にするのは『腰部椎間板ヘルニア』や『脊柱管狭窄症』などが有りますが、椎間板の中身が後方に突出したり、脊柱管が狭くなる以外にも坐骨神経痛の原因となる場合が有ります。
坐骨神経は先ほど腰の辺りから足の指先までを通ると書いたのですが、その際に臀部の筋肉の間、ハムストリングスと呼ばれる筋肉の間、腓骨と呼ばれる骨の出っ張りの上の辺りで前と後ろの2つの神経に分かれ、足首を抜けて足の指先まで伸びています。
坐骨神経はこれだけの長さが有り、筋肉の隙間を抜けて走行しているため、坐骨神経の近くの筋肉の状態よっても通りが悪くなってしまい坐骨神経痛の症状が出る場合もあります。
筋肉やそれに伴って一緒に走っている血流の問題であれば、検査を行う事である程度反応が出て、緩める事で症状が楽になる事が多いのですが、多くは運動の偏りのクセや、それに伴った身体のクセと呼ばれる骨格の歪みと呼ばれるものが有る場合が多いです。
もちろん先ほど挙げた腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性もあるため、しっかりと鑑別を行う事が重要となるのですが、ざっくりとした見極めとして、動いている時の方が坐骨神経痛の症状が楽になるという方は、整体施術を行う事によって、症状が変わる方も多いですので、一度お身体の状態を見せて頂ければと思います。
病院や整形外科にて『腰部椎間板ヘルニア』や『脊柱管狭窄症』と診断された場合も、すぐにでも手術を行うという判断ではなく、リハビリで様子を見るという状態であれば、施術を行う事でお身体が変わる方もたくさんいらっしゃいます。
少し症例を交えて書いて行きたいと思います。
今回の方は6年程前から坐骨神経痛の症状で悩まれており、臀部とすねの辺りに痛みが有ったため、お近くの病院の診察を受けました。
診察では「レントゲンの検査にて背骨と背骨の間が狭くなっているから、この部分の神経が圧迫されている」と言われ、とりあえずリハビリで様子を見るとの事でしたので、電気治療やけん引療法によるリハビリを行っていましたが、症状が変わる事はなかったそうです。
しばらくリハビリに通院してみても、症状の変化は見られず、痛みにより足が上がり辛い状態になり、日常生活にも支障が増していたため、不安も大きくなっていたと仰っていました。
そうした時に知人から「整体を行う事によって坐骨神経痛の症状が変わった」という話を聞き、当院にご連絡頂きました。
今回の方の坐骨神経痛の症状の原因と考えられるものは、股関節と下腿部が内側に捻じれている状態で、外旋への制限が有り、内旋時も関節の遊び(余裕)が無い状態でした。
女性は男性と比べ骨盤が広いので、そもそも股関節が内側に捻じれやすいというのは有るのですが、股関節が内側に捻じれると、坐骨神経の通る梨状筋などの外旋筋がストレッチが掛かる様な状態になり、その状態で負荷が掛かると筋肉の負担も大きくなります。
試しに股関節を内側に捻ってお尻に力を入れてみた状態と、外側に捻って力を入れた状態を比較してみると分かりやすいのですが、内側に捻って力を入れると力が入り辛いので、その状態で負荷が掛かっているのをイメージすると分かりやすいと思います。
この状態に加えて、下腿部と言われる膝から下の部分も捻じれる事により、筋肉の負担も増え、血管や神経の通りも悪くなっているのではないかと考えました。
最初にそれを疑って検査を行うと、来院当初の痛みを10とすると2~3まで減り、歩行も楽に歩けると仰って頂きました。
指標が出来たのでそれを基準に施術、検査を繰り返していくと、とりあえずほぼ痛み無し、有っても違和感程度なので10段階で1程だと仰って頂きました。
ただ調整したから1回で良くなるという物ではなく、身体の癖を変えたり、良い状態が普通の状態と脳が認識するのには、少しお時間がかかるため、集中期間を設けて施術を行うことが症状を変えるために重要と考えます。
今回の方もその旨を説明し、最初は期間を詰めて施術を行って頂きました。
2回目、3回目の来院時には、施術後と比べて戻りが有ったものの、施術後には痛みが治まり、症状が出ない期間も伸びていきました。
良い状態が維持できる様になったら、今度は期間を開けながら状態を維持できるか様子を見ていきます。
2週間、3週間…と期間を開けていき、問題が無ければいったん様子をみるという方もいますし、今回の方の様に最初の状態がかなり辛い方などは、定期的にメンテナンスとして月に1回程施術を受けに来られる方もいらっしゃいます。
坐骨神経痛と言われると中々治らないものと捉えてしまう方もいらっしゃると思いますが、施術を行う事で変化を実感して頂く方も多いので、一度お身体の状態を見せて頂ければと思います。
四日市にて『坐骨神経痛』の症状でお困りの方は『陽のひかり接骨院・整体院』にご相談くださいませ。