症状・お悩み

3週間ほど前に交通事故に遭い、むち打ち症が発症し治療をしていたが、首の痛みや突っ張った感じが良くならないため不安になり来院

患者様の情報

（詳細な個人情報は伏せます）

・30代女性

・小さなお子さん（２歳）がいらっしゃるため、お仕事は育休中

・事故後病院にてレントゲンなどの検査を経て、骨などには異常がない事は確認済

・事故後すぐは大丈夫だったが、次の日から左首の痛みや張りが出て、症状が重い日は頭痛などの症状も出る事がある

初回来院時の状況

・小さなお子さんがいるため、リハビリ室に一緒に入り辛く、待合での待ち時間も困るため週1回しか病院には通えていない

・どうしても辛い時は痛み止めなどの薬を飲むが、効果も分から無いし出来るだけ薬は飲みたくない

・徐々に症状が悪くなっていると感じるので不安がある

・YouTubeの動画などで解消方法を探したが、首が痛くて出来ないとの事

初回の検査での状態

・頚部　屈曲時：首筋の張りが顕著に　

・伸展時：痛みが有り出来ない状態　左右回旋時：どちらを向いても左首筋の張り　

・疑似的に鎖骨を開く姿勢を行うと、首の動きが楽になる（動ける範囲は増える）

・事故後時間は経過しているが、捻挫、打撲、挫傷など組織の損傷のチェック。

　⇒大きな動きを行わず、施術の強さは気をつける必要はあるが、慎重に行えば特に問題はなさそう。

行った施術

＜初回＞

3週間も経つので、急性期では無い可能性が高いが、慎重にチェックし無理のない範囲で施術を行ないました。

・頚部周辺の筋肉、関節の調整

・肩甲骨周辺の筋肉、関節の調整

・胸椎周辺の筋肉、関節の調整

・電気治療、温熱療法　　

＜2回目以降＞

・1回目の施術で効果ある程度が見られたので、それをベースとして、リハビリを行っていきました。

経過

＜初回＞

・施術終了後、首の動ける範囲が増え、後ろなどが向ける様に

・自身の体感的にも、肩の重さやツッパリ感などが楽になっていると仰って頂けた

・環境に対するセルフケアと日常にて気をつける事を説明し終了

＜2回目以降の来院＞

交通事故によるお怪我のリハビリでは、何度か調整を行い、怪我の回復過程で強張っている筋肉や、固まっている関節を動かすために、頻度が重要となってきます。

今回の方も極力毎日来て頂きしっかりと調整をさせて頂きました。

状態に合わせて施術を変える事も有りますが、今回の方の場合は初回と同様の施術でも効果が見られたため、3週間程は同じような施術を、その後、もう少し踏み込んで施術を行なう事で、可動域も以前の状態へと戻っていきました。

症状が変わらない時期が長くなると、治らないのではないかと心配になる方も多いです。

少しきっかけが有るだけで、症状が大きく変わる事も有るので、ぜひ一度お身体の状態を見せて頂ければと思います。

交通事故では病院と接骨院の両方通院する『併用通院』も出来ますので、いつでも仰って下さいね。