症状・お悩み

慢性的に感じていた腰痛が悪化し、日常生活にも支障が出てきたため来院

患者様の情報

（詳細な個人情報は伏せます）

・40代男性

・10年以上前から慢性的な腰痛は感じていた

・お仕事は主にデスクワークがほとんど

・BMIは少し高め

問診時にお聞きしたこと

最初はお休みの日に草むしりをしていて腰に違和感を感じたとの事でした。

次の日の朝起きると、腰に強い痛みが出て、じっとしていても痛みがあるため、生活の支障も大きく病院を受診をされたそうです。

病院ではレントゲンにて背骨と背骨の間が狭くなっていると言われ、電気治療などのリハビリと湿布などの処方が行われたそうです。

その甲斐も有ってか、強い症状は次第に治まっていったそうですが、以前の様な状態にまでは戻らず、常に腰に違和感が有り、椅子から立ち上がるなどの動作でも、痛みや腰が抜けそうな感じが有り、日常生活の支障ときっくり腰の再発を危惧されて来院されたとの事でした。

検査での状態

・前屈み時は腰に痛み無し（太ももの裏～膝の裏が張る）

・腰を後ろに反らせる事は出来ない（少し反ると痛みが出る）

・SLR（ヘルニアの徒手検査）は問題なし

・パトリックテスト（股関節や仙腸関節）は陽性、トーマステストは股関節前面の詰まり、反対側の股関節にも反応有り

・下部胸椎（腰より上の背骨）の周辺の筋緊張、関節の固さ有り

・足首の関節の固さ、ふくらはぎの筋緊張有り　

・僧帽筋に刺激を入れると少し腰が反れる　　　　など

行った施術

＜初回＞

・背中～腰にかけての筋肉、関節の調整

・骨盤周辺の筋肉、関節の調整

・太腿～下腿部の筋肉、関節の調整

・足首、脚の裏などの筋肉、関節の調整

・腹部の筋肉、関節の調整

・その他循環を促す調整　　

＜2回目＞

・1回目の施術で効果が見られたとの事なので、より筋肉、関節が動きやすくなる様に前回の調整ベースで施術を行う。

＜3回目＞

・調整のベースは前回と一緒ですが、他の調整に時間が掛からなくなってきたので、初回に反応が有った首などの調整も加えて行う

＜4回目以降＞

検査を繰り返し、日常生活の困り度などを確認しながら、期間を開けて様子を見ていきました

経過

　＜初回＞

・施術後、検査で出ていた腰を反らせる、股関節の固さなどの問題は、再度検査しても解消出来ている事が確認出来た

・ご自身の体感的にも、楽になっていると仰って頂けた

・日常で使っていると気が付く点も多いので、気付いた事があれば教えて欲しいと伝える

・セルフケアは体幹や股関節の状態によっては、逆に痛くなる可能性も有ったので、循環を促す簡単なケアをお伝えしました

　＜2回目来院＞

・揉み返し等の反応無し

・以前よりは楽との事だが、日常でデスクワークを行っていると症状が出てくる

・関節などは以前より動いている所もあるが、筋肉の緊張などの戻りがある所もあるので、前回よりも強度を上げて調整を行う

・大腿四頭筋（太腿の前の筋肉）腸腰筋などの腹部の緊張が緩んだためか、施術前検査でも以前より反れる様に

（まだまだ筋緊張は強いですが）

・少し動ける様にもなっていたので、身体の動かし方とセルフケアをお伝えする

＜3回目来院＞

・出来る動きも増え、日常の症状も最初を10だとすると2，3程度に

4回目以降は施術の項目にも少し書いたのですが、ご本人と状態のすり合わせを行いながら、期間を開け動ける状態を維持できるのかを確認しながら調整を行っていきました。

ぎっくり腰などの強い症状が出ると、患部に振動がいくと痛みが出てしまうため、筋肉を緊張させ身体を安定させようともします。

ゆっくりと身体を動かしていくと解消できる場合も有りますが、デスクワークで座りぱなしになると、腰周辺はもちろんの事、股関節や脚の循環なども悪く、動作時の不具合が解消され辛かったのではないかと思います。

状態を見させて頂く事で、解消のきっかけになる事も多いので、お困りの際はぜひ一度ご相談頂ければと思います。